この記事は クソじゃないアニメ Advent Calendar 2019 の 15日目の記事です。今日は15日です。よろしく。
昨日はret156さんの『ビビッドレッド・オペレーション』でした。
お世話になっております。クソじゃないアニメ Advent Calendarを企画させていただきました、ておりあです。よろしくお願いします。お読みいただき/ご参加いただきありがとうございます。
今回お話しするのは2017年夏クール(7月期)にTOKYO MX、BS11などで放送されたTVアニメ『セントールの悩み』です。
ご存知ですか?
ご存知ない? そう……
なんもわからん
公式サイトから引用します。
姫こと君原姫乃は、恋に、部活に、勉強に、ごく平凡な高校生活を送る女子高生。
ただ、違うのは彼女が、ケンタウロスの形態をしていること。竜人の希、角人の羌子、翼人の委員長、蛇人のサスサスちゃん。
それぞれの形態をしたクラスメイトたちと楽しい高校生活を送っている。
姫の従妹の紫乃ちゃん、その友達のまきちゃん、委員長の4人の妹たちも登場して、“人間だけど人間じゃない”娘たちのキュートな日常が綴られていく♪
なるほどね🤔
そこのあなた、くだらんネタ枠アニメだと思いましたね? 思ってない? そう……
雰囲気は日常系って感じですが、人間じゃないので日常系と思って見ると厳しそうです。あとIntroductionからは全然伝わらないけど結構ディストピア描写があって、人間への皮肉とか入っているので、なんかそういう影があるやつ好きな人におすすめです。
スタッフ紹介です。
その他で個人的に注目していたのは 衣装設定 近岡直(Wake Up, Girls! キャラデザ・総作監)、各話絵コンテ 山崎雄太(Wake Up, Girls! 絵コンテ・演出、ゆるキャン△ 絵コンテ)。理由は良いよな。
OPがピュアリーモンスターで、作詞・作曲が志倉千代丸。ピュアモンのデビュー曲です。EDが亜咲花で、作詞・作曲・編曲が白戸佑輔です。亜咲花の2ndシングルです。つよい。EDがめっちゃ好き。
メインはこの5人かなという感じですが、なんというか、新人売れっ子声優を贅沢に使ってきていますね。中堅〜の声優さんも結構いるので気になる方はご確認ください。
スタッフ、キャストがまあまあ良いので、映像はまあまあ良いです。
制作会社が絵梦(えもん)ということで、聞いたことないなあと思って調べると中国企業。テンセントの子会社らしいので資金力はありそう。どうも日本法人をしっかり持っているっぽくて、自社で制作できるようです。本作が初の制作元請。スタッフ見るとエンカレッジフィルムズが頑張ってそう。
世界観がディストピア気味なので、ただの日常系を求めている人よりはなんか皮肉みたいなのが好きな人の方がおすすめできます。
1話だけniconicoで無料で見られるので見ていただきたいのですが、
他はなんか色んなサイトで有料配信してます。定額で見られるサイトあるのかな?
1話、AパートとBパートの間にOPがあって斬新なのですが、Bパートのはじめに世界観説明みたいなのがあるのでそこだけでも見てほしいですね。
この見た目の違いが、過去、多くの争いや差別を生み出しました。もし4肢の両生類が生き残り、主流になって人類に進化していたら、せいぜい髪や肌、瞳の色が違うくらいで、深刻な差別は発生しなかったでしょう。
社会派か?と思うとそんなこともなく、普通に日常系なところが多くて何か特定のものを見たい人にはおすすめしづらくなっております。雑多な情報から何か根底にある道徳を感じたい人におすすめです。道徳を感じたい人?
下ネタとか謎の光とかもあるのでそのへんは人を選ぶか。
最終話が投げっぱなしで終わるのは何? 2期待ち?
なんか好きなんだけどどこがとかじゃない、みたいな作品でした…表現力、文章力。
制作会社が中国企業なので、そこだけ見て避けてる人や日本を知らない人が書いた日本みたいな批判をする人を見てきたのですが、原作付きのアニメで原作者は日本人だし大筋は原作通りなのでそんな批判されても…という感じです。メインスタッフは日本人だし。
原作者 村山慶さんは分子生物学専攻で大学院修士課程を修了してる人らしくてそういう人が書く人外もの面白そうですね。原作では異世界転生したりするので詰め込みすぎだろと思うけど。
僕が好きなクソじゃないアニメ、やっぱりなんか宣伝がもったいないんだよなあと思います。どうしたら良いんでしょうね。困ったね。
クソじゃないアニメ Advent Calendar 2019、明日は青山さんの 『お前はおへんろ。を見たか?』 です。私は見てません。ごめん。